「私は人生複雑骨折 ドラマ型統合失調症」
:毛皮のマリーズ「ビューティフル」
腹痛に苛まれながら見る夢は意外にもドラマチックな内容のものが多い。男と布団に寝転がって毛皮のマリーズ「ジ・エンド」間奏前の「西くーーーーーん!!」コールを片腕突き上げ夜通し叫び散らした。
この夢を見てから久方ぶりにロックンロールを聴いている。このところHIPHOPに傾倒していたが、5月の日差しと、トラックの騒音とロックンロール。やはりいつでも無敵な気分にしてくれる。ここ1週間体内に居座っているカンピロバクターも大喜びだ。そろそろ出ていってくれマジで。
「他人と比較しなければ自分の価値が分からない人間は馬鹿者だ。」と言われたことがある。
こんなにも自信がなくなったのはいつからだろうか。大学を辞め音楽活動を始めた頃は、自分こそが頂点で他はみんな虫ケラ!と意気込んでいた。ライブハウスで説教垂れてくる先輩連中を鼻で笑っていた。ギラギラとした牙を剥いて、少しでも指を出してくるような奴が居ようものなら噛みついていた。
丸くなることはつまらない。実につまらない。しかし、今となっては一種の諦めのような、何を言っても分かり合えない人間に噛み付くことへの疲弊を覚えてしまった。
「他人と比較しなければ自分の価値が分からない人間は馬鹿者だ。」
呪いのように心に巣食っている言葉。
この人生は愛と革命のため。
それだけでいいじゃないか。
「ビューティフルに生きて死ぬための僕らの人生」
それだけだ!